五人家族の友人が毎日の献立を考えるのが大変だったけれど
このツイッターを知ってからだいぶ楽になったと教えてくれたのが
「きょうの140字ごはん」 寿木けい (@140words_recipe) | Twitter
との出会いでした。
その「140字ごはん」はすべての料理に分量が書かれているわけではなく
レシピといいきれない、、、
けれど簡単! おいしそう! つくってみたい!と思わせるものがあります。
12万人ものフォロワー数のあるSNSですから
私が多くを語らなくても皆さんすでにご存じでしょう。
寿木さんの本を初めて読んだのは去年の11月でした。
そして今年の5月になって
・いつものごはんは、きほんの10品あればいい
・土を編む日々
を続けて読みました。
思い出が食材や料理に絡めて描かれていて
登場したお料理が巻末に紹介されている「土を編む日々」ですが
32品目のレシピに全て分量が記載されているのは半分くらいかもしれません。
素材ごとに分量は書いてあるのですよ。
けれど、調味料は「好みの量」とか「適量」「少々」などと記載されています。
それが、手抜きだとは思えないのです。
家庭料理ってそういうものですよね。
だから、味の決め手は自分や家族の好みでいいのです。
それが、料理をするハードルを下げてくれていると思えるのです。
布団のなかで「恋人坂のアスパラガス」を読んだ夜は
ベーコンとパン粉炒めをのせたアスパラガスを食べる夢を見ました。
文中にある「恋人坂」と呼ばれる場所へは何年か前に行ったことがあります。
飯豊連峰と会津盆地を眺める素晴らしいところでした。
あそこでアスパラガスが手に入るとは思っていなかった!
悔やみきれないけれど、まずは近所のスーパーへ行きアスパラガスを買おう!
そう思わせてくれたのが
寿木けいさんの文章の上手さと旨さなのだと思うのです。
そして簡単で美味しい「うんめぇトマト」の作り方。
皮つきのまま粗みじん切りしたトマトと叩き梅干し(梅肉)を合わせ
密閉容器に入れ砂糖ほんの少しとおろし生姜を足してよく混ぜて蓋をして
少なくとも30分おいて(冷蔵庫に)から料理に使う。
肉に合わせてもサラダのドレッシングにしてもいい。
って、ほんとうにうんめぇんだな~これが。
↑寿木けいさん公式サイトです。
山梨へ移住して新しい暮らしをはじめた寿木さん。
いえ、暮らしに新しいなんてないですね。
暮らしはいつだってつながっています。
そのつながりを書籍やサイトを通じて
ときどき のぞかせてもらっています。
ワタシの中で、食に関するエッセイストの王座に君臨していたのは
ずっと平松洋子さんでしたが、寿木さんが雨後の筍のごとく急浮上しています。
二人とも譲れぬ魅力があるのでその座はふたつになりました。
![土を編む日々 [ 寿木 けい ] 土を編む日々 [ 寿木 けい ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/0625/9784087880625_1_3.jpg?_ex=128x128)
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