![スイート・ホーム (一般書 176) [ 原田 マハ ] スイート・ホーム (一般書 176) [ 原田 マハ ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6681/9784591156681.jpg?_ex=128x128)
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三月 最後に読んだのは原田マハさんの「スイート・ホーム」です。
懐かしい地名がちらほらと出て来て身近に感じる作品でした。
ある洋菓子店の家族が軸になっている作品。
どの人もいい人で、ちゃんと幸せになってくれてよかったなと思える本でした。
そして、おいしそうなケーキや料理が次々に描かれていて
もう、困りますよ。
こういう洋菓子店、近くにあったらな~と思っていたら、
ありました!
わが家の近くにも。
本に登場する洋菓子店とはお店の様子は違うけれど
美味しいお菓子が並んでいるというのは同じ!
がまんできなくて、車で買いに行ってしまいました。
本を読んで、ケーキを買いに行くなんて初めてかな?
それほど、美味しさにあふれてました。
原田マハさんの作品はテーマが分かりやすくて、
読みやすいのでいくつか読んでいます。
最初に読んだのは、
「本日は、お日柄もよく」というスピーチライターが主人公の作品で
次に「総理の夫」という日本初の女性総理大臣とその夫の物語。
どちらも政治を絡めた作品で、こういう政治家が本当にいればなあと思いました。
「総理の夫」は映画化されこの秋上映されるようですね。
青春や恋愛もの、地方を題材にしたものなどの作品を書く原田マハさんですが、
私が好きなテーマだったこともあって、
「リーチ先生」を今まで読んだ中で一番好きだなぁと思っています。
民藝のことを語る時には外せない英国の陶芸家「バーナード・リーチ」のことを書いた作品で、「バーナード・リーチ日本絵日記」(講談社学術文庫)と合わせて読むとますます面白い作品でした。
スイート・ホームの甘い香りの洋菓子を
渋い民藝の器で頂くというオチでしょうか。
べつにオチがなくてもいいのにね ^^ゞ