先日、再放送されたNHKの仕事の流儀
「餅ばあちゃんの物語」を見た。
津軽の風景もさることながら、
和菓子職人のミサオおばあちゃんの美しさ。
見た目ということだけではなく、生き方も。
いろいろと心に響く言葉があったけれどなかでも
「十本の指は、黄金の山」
この言葉をミサオさんは、自身の母から言われた。
93歳になった今もその言葉を信じて生きている。
ミサオさんのそばにはいつも「母」がいるのを感じた。
ミサオさんだって偉大だなと感じるのに。
「仕事、仕事さ教えてくれる」
そうも言った「母」。
母は、いつでも偉大なのだ。
珠玉の作品を偶然にも見ることができて
私は、なんと運がいいのだろう。
自分の十本の指を見て
ずっと手を動かして生きてゆきたいと思った。