*鶏小説集 (坂木 司 著)
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ニワトリからこんなにも話が膨らむって小説家ってすごいなと思いました。
ひとつの題材で何でも書けるのかしら?
貧乏神と呼ばれるコンビニ店長がなにげにいい役どころで、手のけがはもう治ったのかな?と心配してしまう。 ラストの話は暴力的でちょっとなぁと思う表現もあるけれどそれも計算済なんだろうなという幕引き。 うまいですねぇ。チキンも筋書きも。
鶏肉好きのHapoさんに焼き鳥から
ふわふわ介護食を作れないかと発想が飛びましたよ。
シリーズもので肉もあるようですが、例えば、大根だったらどうなるのかな?
おじいちゃん農家の作る大根から始まって、美味しいふろふき大根を出す小料理屋の女将さんへと発展するのかしら?
*あひる (今村 夏子 著)
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鳥つながりで次は、ガァーガァー あひる。
アヒルが家族の暮らしを変えていく。
暗黙に、言ってはいけない、そんな雰囲気を重ねながら。
子供はわからないと思っていたらぜーんぶお見通しなのだと気づかされる。
ひとつひとつの家族がつながってなさそうで、つながっている。
世間ってそんな感じなんだな。
どちらもオムニバスで展開が面白いお話でした。
お手紙上手のその方が、小説家になられたのかと思いましたが違ったようです。
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