家人 休日。
パジャマのまま一日を過ごしている。
毎日暑い中、仕事をがんばっているから休日くらいね、
のんびりしてくださいな。
録画しているTVを見ているその人に
ちょっと聞きたいことがあったので話しかけると
TVに夢中で返事なし。
もう一度言うと
「ちょっと待って、後にして」
後ってどのくらい?
「1時間」
録画を観終わるまで待てばいいのですね。
ならばその間に台所で食事の下ごしらえをいたしましょう。
しばし、それぞれの時間を過ごす。
1時間以上経って、録画も見終わったようなので
先ほどの質問の答えを聞かせてくださいな。
「なんのこと?」
1時間前のことをお忘れのご様子。
1時間待ってと言ったのは覚えてる?
「言ったような気がするが、なんのためかは覚えてない。」
「質問したそっちも何だったか覚えてないんだろう」
ともおっしゃる。
ささいなことを覚えてくれていなくても気分を害してはいけないのですよね。
でも、そのささいなことの積み重ねで日常はできているのですよ。
日常をないがしろにしているとデカいしっぺ返しがきますよ。
と、言ってしまうのが私のいいところ。
「ということにしておきましょう。」
と幕をひきました。
1時間待ちましたが、答えをえることはできませんでした。
代わりに常備菜が4品ほど出来上がりました。
この保存容器の積み重ねも我が家の日常でございます。